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所得税・法人税
【令和6年度改正】中小企業向け賃上げ促進税制で控除限度額の繰越が可能に
資本金1億円以下の中小企業向け賃上げ促進税制(旧所得拡大促進税制)については、原則の税額控除率15%はそのままに、新たな控除税率の上乗せ措置の創設や5年間の繰越税額控除制度が新設されました。 令和6年4月1日から令和9年3月31日までの間に開始する各事業年度において適用されます。 全ての上乗せ措置該当で最大45%(改正前は最大40%)の税額控除が可能となります。 改正により、発生した事業年度において控除しきれなかった控除限度超過額については、5年間の繰越しができることとなり節税のチャンスが拡大しました。ただし、繰越税額控除を適用する事業年度において、全雇用者の給与等支給額が前年度より増加している場合に限ります。 -
所得税
QA【給与以外の所得が20万円以下でも申告が必要なケース】
QA【給与以外の所得が20万円以下でも申告が必要なケース】私は祖父が代表取締役である同族会社に勤務しております。今年の収入は以下のとおりですが、確定申告はしなくてもよろしいでしょうか。あなたは例外的に確定申告が必要です。 同族会社の役員やその親族などが、同族会社から給与のほかに貸付金の利子、不動産等の資産の賃貸料・使用料等を受ける場合には、その金額が20万円以下であっても確定申告が必要となります。 -
資産税
株価算定の留意点~評価会社が複数の事業を兼業している場合~
取引金額総額が50%超となる事業がない場合には、業種目と業種区分で判定方法が異なるため注意が必要です。 -
相続税
QA【養子縁組】相続税額の2割加算の対象範囲
私は叔母(子供なし・独身)の養女になっていますが、叔母の相続税の計算上、2割加算の対象となりますか。 あなたは被相続人の姪(三親等の血族)ですが、養子縁組により、子(一親等の血族)の扱いとなっているため、2割加算の対象外となります。 -
相続税
QA【養子縁組】養子の子供は代襲相続の権利を有するか?
養子縁組により養女となった日から、あなたは叔母様の子(直系卑属)の扱いになるため、それ以後に生まれたあなたの長男も自動的に叔母様の直系卑属となりますが、養子縁組前に生まれたあなたの長女は叔母様の直系卑属には該当せず、相続権はありません。 -
相続税
QA 【居住用小規模宅地特例】相続開始3年以内に元夫所有の家に住んでいた場合
相続開始直前において、元夫との婚姻関係は解消されているため、相続開始前3年以内に日本国内に配偶者の所有に係る家屋に居住したことがない者に該当 -
資産税
相続登記の義務化と登録免許税の免税措置
相続による不動産取得は人の意志に関係なく受動的に開始する取引であるため、税率も優遇されています。それでも相続登記が未了のまま放置されている不動産は年々増加しており、所有者不明土地問題の一要因とされている相続登記未了の土地を今後生じさせない対策として、ここ数年で税制・不動産登記法が順次改正されています。 -
国際税務
出国する年の株式譲渡は一般口座もしくは特定口座<源泉徴収なし>で住民税を節税
本題に入る前にまず住民税の仕組みから説明いたします。 住民税は前年所得課税 住民税は、原則として所得 […] -
国際税務
移住目的や海外転勤で日本の非居住者となる場合の株式譲渡益課税
非居住者の株式譲渡益課税 移住目的や1年超の海外転勤で日本を出国する場合、所得税法上は、出国した日の […] -
国際税務
国外からの送金納付(令和3年度税制改正)
国税の納付方法 昨今、振替納税、ダイレクト納付、ペイジー、コンビニ納付、クレジットカード納付など、急 […]